腸がうまく機能するためには、副交感神経という神経がはたらかないといけません。
腸に伸びる副交感神経は腰からお尻の背骨から出ていきます。腰椎や仙骨が固くて動きが鈍いと副交感神経の働きも弱くなります。
腰周辺の脊椎を柔軟にさせることが先決です。そのうえで、さらに範囲を拡大させて横隔膜や肋骨の固さを取り除くことが必要です。
場合によっては骨盤のゆがみが原因のこともありますので、骨格矯正が必要かもしれません。
便秘に関しては、大黄・センナといった腸の蠕動運動を強く促す便秘薬を長期に服用することは絶対に避けないといけません。これらは常習性が強いので、なるべく手を出さないほうが賢明です。
また、食物繊維の取りすぎやサプリメントで水溶性・不溶性のどちらかだけ偏った摂取を継続することも腸そのものを弱めます。